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田澤廉でも佐藤悠基でも渡辺康幸でもない…あなたが選ぶ「箱根駅伝・日本人最強ランナー」No.1は誰?《700人アンケート》 

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posted2024/01/02 06:04

田澤廉でも佐藤悠基でも渡辺康幸でもない…あなたが選ぶ「箱根駅伝・日本人最強ランナー」No.1は誰?《700人アンケート》<Number Web> photograph by BUNGEISHUNJU

箱根駅伝「日本人史上最強ランナー」は誰か? Number Webでアンケートを行った

「つい数年前まで記録更新されなかった2区の区間記録。当時の1万mや他の駅伝でも、絶対王者だった。3分、4分の差を詰めて逆転してしまうその姿は今も忘れられない」(43歳・女性)

「とにかく強くて、華がある走りだった。腰高でスムースに、前に前に進んでいくフォームにみとれました」(42歳・男性)

1位 柏原竜二(東洋大) 279票

 アンケート「あなたが選ぶ、箱根駅伝“日本人最強ランナー”」で栄えある1位に輝いたのは柏原竜二(東洋大/2009年~2012年)でした。

 15年前のお正月、先頭から約5分差で襷を受けた柏原は、箱根山中で8校をごぼう抜きして先頭で芦ノ湖へ。今井正人が残した区間記録を一気に47秒も更新し、“2代目・山の神”に名乗りを上げました。そして何より驚異的だったのが、それ以降の3年間すべてで5区に出場し、区間賞を獲得したこと。故障やプレッシャーから不調が報じられた3年時から、4年時の区間記録の更新まで、その人間味も含めてまさに「箱根の顔」となりました。

 急勾配の坂をまるで平地のような足取りで駆け上がる「上りへの適性」はもちろん、日本人トップクラスのトラックでの走力、そしてライバル校を抜き去るときの鬼気迫る表情――それらすべてを有する無敵の“山の神”こそ、柏原竜二でした。

「1年次から大逆転劇を見せてくれて、4年連続5区区間賞と圧巻だった。あんなに記録にも記憶にも残るランナーはなかなかいないと思います」(33歳・女性)

「4年間全て安定した成績。5区に繋げればなんとかなるという安心感」(38歳・男性)

「4年連続山上りで1位、しかも3年時に総合優勝出来なかった悔しさを、翌年は区間新記録を樹立しての圧倒的1位で晴らした。東洋大学と箱根の歴史を作り変えた伝説のランナーです。その1秒を削り出せ!」(43歳・男性)

「自分が箱根駅伝を好きになった最大の理由である選手。柏原がいた4年間は全く今とは別物であり、ここまで圧倒的な選手はもう自分が生きてるうちには現れないのではないか。このような選手に自分が小学生時代に出会えたことは本当に幸せなことだと思う」(21歳・男性)

「長い箱根駅伝の歴史の中で素晴らしいランナーは何人もいましたが、やはり世間に与えたインパクトで言うと、柏原君でしょう。しかも単年でなく、4年間区間賞。“山の神”を守り続けたのは凄いです」(54歳・男性)

「『箱根駅伝』のくくりで言った時に、4年連続区間賞で圧倒的なゲームチェンジャーは柏原竜二さんしかいないと思いました。柏原がいれば流れは変わるという圧倒的な存在感でお茶の間を沸かせてくれたのは大勢の箱根ファンを作ったであろうし、私もその1人です」(36歳・女性)

「箱根駅伝を熱狂的な人気コンテンツにした立役者。4年間走った5区で目の前にいたランナー全てを抜き、走れば必ずトップで帰ってくるというのは、最強そのもの。でもなによりも純粋に柏原が走る5区を見るのが楽しかったし、あんなにワクワクしながら箱根駅伝を見られたことに感謝したいくらい幸せな経験をさせてくれた。まさに記録にも、そして記憶にも残る素晴らしいランナー。今までもたくさん良いランナーがいたけど、箱根駅伝で最強と言ったら『柏原竜二』一択ではないでしょうか。ありがとう柏原、私をこんなにも箱根駅伝好きにさせてくれて!」(48歳・男性)

 次点では、現駒大監督を務める藤田敦史(駒大)や2区で17人抜きを達成した村澤明伸(東海大)といった名前も。100回目を迎える箱根駅伝の歴史に燦然と輝く名ランナーたち、今後はどんな“最強ランナー”が箱根路に現れるのでしょうか。

#3に続く
山の神・柏原がいた東洋大はまさかの5位…早稲田大&順天堂大は? 箱根駅伝「史上最強校」500人アンケート結果発表

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