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「ショウヘイとまたプレーしたい」大谷翔平の“元同僚コーチ”がドジャースから送っていたラブコール「大好きだし、素晴らしい野球人だ」
text by
斎藤庸裕Nobuhiro Saito
photograph byGetty Images
posted2023/12/26 06:06
2021年、ディノ・エベルコーチとオールスターで再会を喜ぶ大谷翔平
ドジャースに来ても大谷を賞賛し続けていた
同コーチは、大谷とともにプレーした1年間はもちろん、ドジャースに移籍してからも野球選手としての能力を称賛。元ドジャースで19年に47本塁打を放ち、ナ・リーグMVPに輝いた左の大砲コディ・ベリンジャーの飛距離と比較し、「ショウヘイの方が、もっと遠くに飛ばせる」と明かしていた。
今年3月のWBCでも米国代表チームの三塁コーチとして、大谷vs.マイク・トラウトの直接対決を間近で体験。米国としては唇をかむ結果となったが、歴史的瞬間を目の当たりにした。
「まるで映画のよう。今までで一番大きな歓声だった。身震いした。全員が立ち上がって、これが世界最高の選手たちが対決するWBCなんだ、と。本当に特別だった」
MLBのコーチ歴16年以上でも、経験したことのないほどの熱狂ぶりだったという。
大谷の凄さは「相手が誰であろうと、恐れていない」
5年前、メジャー1年目の大谷を振り返ると、敵軍コーチからの視点で違いを感じることもあった。
「とても自信があるように見える。相手が誰であろうと、恐れていない。自分がベストプレーヤーの選手の1人なんだと、そういう感じに見える」
大谷はWBC優勝後の会見で、世界一の選手になるという目標について「今日勝ったからといって、その目標は達成された訳ではないので」と言っていた。まだ、そのゴールには到達していない。それでも、イブル三塁コーチは「個人的な意見では、彼がベスト選手だ」と断言する。