「不甲斐ない」「不甲斐ない」ブライトン三笘薫26歳は2回繰り返した…2カ月半“0ゴール”の現実「ケガの状態は？」現地記者に三笘本人が語った

　三笘薫の悔しそうな様子が印象的だった。

　12月9日に行われたブライトン対バーンリー戦。ブライトンは降格圏19位に沈むバーンリーに不覚を取り、ホームゲームでありながら1−1の引き分けで終えた。

　ブライトンが常に押し込む展開だったことから、終了のホイッスルが鳴ると、三笘は思わずその場に座り込んでしまった。CFのエバン・ファーガソンは天を仰ぎ、同じくFWのジョアン・ペドロも茫然自失で動けない。チーム全体がフラストレーションを溜め込んでいるようだった。

12月9日のバーンリー戦。後半から出場した三笘も惜しいシュートを放ったが、1－1の引き分け。終了直後に三笘も悔しさをあらわにした　©AFLO

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三笘「そういう風に思われても仕方がない」

　この試合で三笘はベンチスタートを命じられた。

　日本代表の11月シリーズ合流後、26歳のアタッカーに右太もも裏の怪我が発覚。日本からイングランドにとんぼ返りし、代表ウィーク直後のノッティンガム・フォレスト戦（11月25日）を欠場した。

　ここから、ロベルト・デゼルビ監督は三笘の起用に慎重になった。

　ノッティンガム・フォレスト戦から5日後のAEKアテネ戦（11月30日、欧州リーグ）で先発起用したものの、3日後のチェルシー戦（12月3日。プレミアリーグ）ではベンチスタート。以降、ブレントフォード戦（12月6日）で先発、今回のバーンリー戦（12月9日）でベンチスタートと、先発とベンチを交互に繰り返した。

　イタリア人指揮官は、これまで三笘を常に先発で起用し、フル稼働させてきた。だが負傷を受け、日本代表をローテーションに組み込んだ格好だ。

　デゼルビ監督の本音としてはエースの三笘を常にピッチに立たせたいところだろうが、怪我で長期離脱となれば元も子もないため、休みを与えながら出場機会を与えていく方針へと切り替えた。

　では三笘本人はどう考えているのか。試合後の囲み取材で「監督の考え」と「自身の起用法」「コンディション」について次のように話す。

（記者：11月の日本代表では、右太もも裏の怪我で離脱した。改めて、どんな状態なのか？）

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