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「いや、関係ないっすけど(笑)」三笘薫26歳が記者を笑わせた瞬間…“週給1470万円”ブライトン新契約、取材歴30年超・番記者が語る「ミトマの移籍金」
text by
田嶋コウスケKosuke Tajima
photograph byAFLO
posted2023/11/03 17:06
リーグ戦、EL、日本代表と過密日程が続く三笘薫(26歳)。ブライトン取材歴30年超、番記者に「ミトマの移籍金」について聞いた
「基本的に、ブライトンは契約解除金を契約に盛り込まない。単純に、望んでいないのだ。選手の市場価値を独自に調査しており、その金額にオファー額が達すれば放出を認めるだろう。
例外は、オフにブライトンからリバプールに移籍したアレクシス・マクアリステルだ。ブライトンがマクアリステルとの契約を更新したのは昨年10月──。同11月に開幕したカタールW杯の直前だった事実は見逃せない。私が掴んでいる情報では、リバプールはカタールW杯前の段階で、アルゼンチン代表MFのマクアリステルの市場価値が一気に跳ね上がると予想していたようだ。だから事前に、ブライトンにオファーを出していた。そして、ブライトンも承認していたようだ。
マクアリステルの移籍金が3500万ポンド(約64億円)という安価でまとまったのはそのためだ。W杯王者のレギュラーとして活躍したにもかかわらず、移籍金がこれほど低い金額でまとまったのだ」
最後に、クラブとの契約を更新した三笘について、ネイラー記者は次のように期待を込めた。
「三笘が新契約でどれほど昇給したのか、具体的にはわからない。一部報道では週給8万ポンド(約1470万円)とも言われている。この金額はブライトンの選手団でトップクラスだ。つまり、クラブが三笘をベストプレーヤーの一人として評価しているのは間違いない。
そして三笘にとっても、ブライトンでプレーを続けることは財産になる。ロベルト・デゼルビ監督はプレミアリーグで高く評価されている一人。イタリア人指揮官の元でさらに成長すれば、ビッグクラブへの移籍の道が見えてくるのではないか」