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大谷翔平が残留しても…「トラウタニ」解体は不可避? 意味深すぎるトラウトの“トレード容認”「早くも移籍先にフィリーズの名前が…」
text by
四竈衛Mamoru Shikama
photograph byGetty Images
posted2023/10/05 06:01
WBCでも対戦し、エンゼルスではアベック弾で何度も共演してきた大谷翔平とトラウト。大谷の残留だけでなく、トラウトの「生涯契約」も揺らいでいる
シーズン終了間際、トラウトは来季へ向けた思いを語った。今オフ、ジョン・カルピーノ球団社長、ペリー・ミナシアンGMらフロント首脳陣と直接話し合いを持つ意向を明かし、さらに自らの今後についても触れた。
「オフシーズンにフロントと話し合うのは毎年のこと。例年通り、同じことをする。しばらく家族と一緒に過ごして気持ちを切り替えて、プレーするための準備をする。これまでと同じようにエンゼルスのユニホームを着て春を迎える」
トラウト争奪戦に浮上するフ軍、ド軍、パ軍
7年の契約を残すトラウトの立場からすれば、「建前」以外に公言すべきことはないだろう。ただ、現時点で「本音」は見えてこない。
米メディア内では、早くもトラウトの移籍先を推測する声も聞こえ始めており、出身地ニュージャージーの近郊で幼少期から大ファンだったフィリーズを筆頭に、ドジャース、パドレスなどの名前が挙げられている。
たとえ、大谷が残留したとしても、トラウトが移籍する可能性もあれば、2人ともエンゼルスを去るケースも想定される。
今年3月のWBC決勝で対決した「トラウタニ」が、たもとを分かつことは、おそらく避けられそうにない。