食事も、今、欧州では日本円ですぐに数千円以上になる。そこで、今回はほとんどレストランへ行かず、大衆レストランでテイクアウトを頼むか、スーパーで総菜を買って宿で食べている。

　民泊の場合、電子レンジ、ガスコンロ、皿、ナイフ、フォーク、スプーンなどを貸してくれることが多いから、非常に便利だ。そして簡単な自炊ができることもある。また、家主からフランスやその町の生の情報を聞けるので、こちらにとっては、無料の外国語レッスンともなる。

民泊の家主、アラブ系フランス人のソッソが、自分の散歩を兼ねて家の近辺を案内してくれた

ライドシェアなら日本のタクシーの4分の1程度

　フランス国内の移動に関しては、すべて陸路で、鉄道とバスを組み合わせた（近距離なら、バスの方がずっと安価で、便数も多い）。ライドシェアも一般的で、価格は日本のタクシーの4分の1程度ではないか。

　日本の社会人の場合、時間が自由にならない人が多いとは思う。しかし、もし「欧州は物価がえらく高いと聞くから」、「チケットが手に入らない」という理由で観戦を諦めている人がいたら、「諦めるのは早いですよ」とお伝えしたい。