「レベルが上がってるというより、個人で打開できる選手が増えている。その分、戦術が噛み合わなくても、どうにかできる選手が増えている印象ですね」

　チームの戦術練度は昨季の方がまだ高いように映るが、個の力が上がっている分、半ば強引に勝利に結びつけられるという。そんな発展途上のブライトンが、デゼルビ監督の元でこれからどのように進化していくか。この点も注目したいポイントだ。

じつは森保監督も来ていた

　オールド・トラフォードの一戦には、日本代表の9月シリーズを終えた森保一監督が視察に訪れた。三笘によると、「試合後も森保監督とは話をしていません」。森保監督の取材対応もなかったが、監督の目にはプレミアリーグでプレーする三笘の姿はどのように映ったのだろうか。

　そして21日には、いよいよヨーロッパリーグが開幕する。ギリシャ王者のAEKアテネとの初戦に向け、三笘は気を引き締めた。

「舐めてかかったらいけない。楽しみたいと思いますけど、緊張感を持ってやりたいと思います。

（記者：ここから連戦になります）　毎試合、100パーセントでできる状態を作り続けることと、ベンチでもスタメンでも、 チームのために走るってところが大事かなと思います。 ほんと誰が出てもいいサッカーができているので、その流れを崩さないようにしたい。失点しなければすぐ崩れるようなチームではない。だから、前線の選手が守備でしっかりと走ることが大事。うまくローテーションしながら、自分の役割を果たしたいですね」

＜《移籍市場の真相》編から続く＞