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《日本代表4-1の衝撃》惨敗ドイツ選手と監督ガク然、観客ブーイング…「強いとこ食うの好きですから」伊東純也ゴール、森保采配もピタリ
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byChristof Koepsel/Getty Images
posted2023/09/10 11:04
ドイツに4-1で勝利した日本代表。結果、内容ともに最高の90分間だった
菅原はミックスゾーンで記者に対して快活な受け答えをするなど、明朗な性格だ。そのオープンさは現所属クラブのAZ(オランダ)でも受け入れられ、昨季は欧州カンファレンスリーグ4強進出の主力として奮闘した。
当時、菅原は「ここまできたら、決勝に行って、優勝しました! って日本語でめっちゃ言いたいです。このクラブに4年もいて、まだ賞を取れていないし、自分はプロになってタイトルを獲得していない」と語っていた。欧州タイトルには手が届かなかったものの、菅原の宣言はヨーロッパ戦線で本気で優勝を狙っているからこそ出たもの。そういった選手が増えていること自体、海外組の進化を象徴するものだ。
スーパーディフェンスの冨安が見せた進化
<名言3>
なによりもアルテタ監督のサッカーですね。
(冨安健洋/NumberWeb 2023年2月10日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/856368
◇解説◇
4ゴール快勝の裏側には、センターバックに入った冨安のスーパーな活躍もあった。前半44分、カウンターで最終ライン裏を相手FWサネに破られた大ピンチに冨安がトップスピードで戻り、決定機を阻止。その他にもクレバーなパスカットでドイツの攻撃の芽を摘み、さらには先制点と2点目の起点となったフィードも白眉だった。
カタールW杯と昨シーズンは負傷の影響によってなかなか活躍の場が得られなかった冨安だが、所属するアーセナルでディフェンダーとしての能力をさらに引き上げている印象だ。その中でも彼自身が特別な存在としてリスペクトするのは、チームを率いるミケル・アルテタ監督。そのコレクティブなスタイルに心酔し、21-22シーズンのオフには古巣であるアビスパ福岡のアカデミーの選手に“実地指導”したという逸話を持つ。