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大谷翔平の“新たな仲間たち”から愛されすぎな日常…クラブハウスでは冗談も、本音は「もうショウヘイと対戦しなくていいからハッピー(笑)」 

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斎藤庸裕

斎藤庸裕Nobuhiro Saito

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posted2023/08/04 11:03

大谷翔平の“新たな仲間たち”から愛されすぎな日常…クラブハウスでは冗談も、本音は「もうショウヘイと対戦しなくていいからハッピー(笑)」<Number Web> photograph by Getty Images

大谷翔平とスタジアムで談笑するムスタカスもトレードで加入した選手だ

 ムスタカスはロイヤルズ時代の15年にワールドシリーズ制覇に貢献。レッズ時代には秋山翔吾外野手(35=現広島カープ)ら日本人選手とも交流があったベテラン打者はエ軍に移籍後、クラブハウスで大谷と何やらジョークを言い合い、楽しむ姿も見られる。

 他球団の選手として試合や映像などで目にしてきた二刀流・大谷のプレー。実際に対戦した上で、同じコメントを発することも珍しくない。打者大谷に打率3割8厘、3本塁打を浴びていたジオリトが「彼と対戦しなくていいから、うれしいよ(笑)」と言えば、6月末にトレードで加入したエドゥアルド・エスコバー内野手(34)は投手大谷との過去の対戦で6打数1安打と抑えられ、「もう大谷と対戦しなくていいから、ハッピーだね」と笑った。

エンゼルスを去った選手も、大谷を尊敬していた

 新たに大谷とチームメートになる一方で、他球団へ移籍する選手もいる。左腕タッカー・デービッドソン投手(27)は今夏の投手陣の補強に伴い、メジャー40人枠から外れ、ロイヤルズに移籍した。昨年8月にトレードで加入後、以前から大谷をファンとしても見ていたことを明かした上で、移籍後は技術的な面でも観察し、学習し、吸収していた。

「トレーニング方法や栄養補給の仕方とか、やるべきことを正確にやる。ピッチングで言えば、前足をついてからの体の回転がすごく速かった。そういうことを見て、学んでいる」

 大谷とプレーすること、プレーしたことの意味は選手それぞれで感じ方は異なるだろう。だが、うれしそうな表情で喜びを語り、見て学ぶ姿は共通する。二刀流の影響力はチーム内外でも大きいことは、選手の入れ替えが行われるその時々で感じられる。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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