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大谷翔平の“新たな仲間たち”から愛されすぎな日常…クラブハウスでは冗談も、本音は「もうショウヘイと対戦しなくていいからハッピー(笑)」
posted2023/08/04 11:03
text by
斎藤庸裕Nobuhiro Saito
photograph by
Getty Images
今夏でのトレード期間ではエンゼルス残留となった大谷翔平。チームから去る選手がいる一方で、移籍してきた“新たな仲間たち”との交流も早速始まっている。新加入選手たちが語った大谷との交流、そして尊敬の中身とは? 現地で取材を続ける斎藤庸裕氏が解説する。
エンゼルス大谷翔平投手(29)のプレーが、これから毎日見られる――。
他球団からトレードで移籍してきた選手たちが、よく口にする言葉だ。最近で言えば、ホワイトソックスから7月末にトレードで加入したルーカス・ジオリト投手(29)のうれしそうな表情が話題になった。7月28日(日本時間29日)のブルージェイズ戦で、移籍後初登板。その試合の第1打席で、大谷は完璧な一撃の39号ソロ本塁打を放った。新加入の選手たちを豪快弾で迎え入れた。
新加入選手が語る喜び「アンビリーバブルだ」
翌日、ジオリトは大谷とシーズンを戦うことについて、時折笑顔を見せながら語った。
「遠くから見ていて、尊敬していた。彼が出来ることは、アンビリーバブルだ。投球と打撃の両方で、ものすごいエリートレベル。チームメートになれて、これから毎日、彼がやることを見られるのをとてもうれしく思うよ」
初登板で黒星を喫したが、メジャーでの実績は十分。救援右腕ロペス投手(29)と2選手の加入に大谷も「素晴らしい2人の投手。いるのといないのでは全く違うと思うので、心強い」と喜んでいた。
すでにクラブハウスでジョークを言い合う“仲良し選手”も誕生
エンゼルスのミナシアンGMが補強に動き始めた6月末、ロッキーズからトレードで加入したマイク・ムスタカス内野手(34)も移籍直後の囲み取材で、ジオリトと同じことを言っていた。
「彼については多くの素晴らしいことを聞いていたし、対戦チーム側として見ていても、それは本当に特別だった。毎日、見られることが待ち遠しい。一緒に出場して、プレーを見るのは最高なことで、楽しみにしているよ」