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心のカピターノと挑んだ頂上決戦。夢果たせずも愛される敗者たち。

posted2023/06/27 09:01

 
心のカピターノと挑んだ頂上決戦。夢果たせずも愛される敗者たち。<Number Web> photograph by Shin Toyofuku

CL決勝の舞台に集ったインテルファン。19シーズンでスクデット5回、CL1回獲得のサネッティ人気はいまも健在

text by

豊福晋

豊福晋Shin Toyofuku

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Shin Toyofuku

 チャンピオンズリーグ決勝の舞台となったイスタンブールを歩いていて、ハビエル・サネッティのユニフォームを着たインテルファンの多さに驚いた。ブルーモスクやバザールなど観光地に集まり歌うインテリスタの集団の中には、必ずサネッティの4番があった。現在はクラブ副会長を務めるが、現役選手よりも人気があるふしすらある。

 なぜ、いまだにサネッティなのか。

 サポーターに聞くと「俺たちのカピターノだから」と言う。現チームの主将は実際にはGKのハンダノビッチで、CL決勝ではブロゾビッチがその役を務めた。しかし彼らにとって、心の中のキャプテンはいまもサネッティのままなのだ。

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