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プロ野球引退から半年で激変…山口俊の“ビジネスマン化”がスゴかった「岡本和真が絶賛した“ちゃんこ”」「7月にはエステサロンも」
posted2023/06/12 11:04
text by
水次祥子Shoko Mizutsugi
photograph by
Takuya Sugiyama
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巨人から自由契約になってわずか半年。セカンドキャリアに苦悩する「元プロ野球選手」も多いが、山口俊の決断はじつに早かった。
両親から猛反対も…なぜちゃんこ店?
昨年12月に六本木にちゃんこ料理店「TANIARASHI」をオープン。元幕内力士だった父が大分県で始めた本店からのれん分けをしてもらい、開業にこぎつけた。
「最初は家族から猛反対くらいましたよ。引退後は飲食店を開業したい、と両親に話したら、そんな甘いもんじゃないから絶対やめろと言われて。もっと他にやれることあるでしょ、ってずっと止められてました。最終的に反対を押し切った形です。というのも急に思いついたわけではなくて、現役時代から引退後は経営者として再出発したいと考えていたんです。その第1弾が飲食店。スムーズに決断できました」
六本木の店舗がオープンして約半年。オーナーでありながら、定休日の日曜日以外、毎日“いちスタッフ”として働いている。
「僕は盛り付けとか接客がメイン。ほとんどカウンターに立ってますね。今はだいたい人数でいうと、1日に20から30名くらいのお客様にご来店いただいていて、順調にきていると思います。売り上げですか? オープンしてからずっと、最低目標はクリアできてますよ」
岡本和真が絶賛…ちゃんこは「実家風」
選手時代は、山口がチームメイトにちゃんこ鍋をふるまうこともしばしば。巨人の岡本和真が、以前あるテレビ番組で「これまで食べた中で最高の夕食だった」と絶賛していた。
「たまたま和真が家族で家に遊びに来たときに、じゃあ夕食を一緒にと、振る舞いました。ちゃんこ自体は本店の味があるので、僕がイチから作ったわけではないんですけど。今も店では実家のベースを生かして、もつちゃんこ、寄せ鍋ちゃんこ、山かけちゃんこの3種類を提供しています。何人かチームメートも店に来てくれました」