1位　吉田正尚（レッドソックス／29歳）　812票

優勝トロフィーを抱く吉田正尚　©Naoya Sanuki

　全1537票の半数を超える812票という圧倒的な支持を集めて野手編のMVPに選ばれたのは、従来のWBC記録を更新する13打点を記録した吉田正尚です。

　大会打点王という結果が示す通り、とにかく勝負強さが際立った今大会の吉田。なかでも多くのファンの頭に焼きついて離れないのは、準決勝で放った同点3ランでしょう。メキシコを相手に劣勢が続いていた侍ジャパンを救った技ありの一発は、間違いなく日本中を勇気づけました。

「メキシコ戦の3ランは感動しました。現実的に見ても吉田選手の13打点がなければ侍ジャパンの優勝は絶対にありえなかったのでMVPだと思います」（24歳・男性）

「大事な所で打点をあげていた。特に準決勝メキシコ戦の起死回生3ランが忘れられません。初めて対戦する相手投手への対応力の高さも素晴らしかったです」（32歳・女性）

「勝負強さが半端ない。メキシコ戦のホームランは優勝を呼び込んだ一撃」（49歳・男性）

「もし彼がいなければメキシコ戦で敗れていたでしょう」（65歳・男性）

　また「今年からMLBに挑戦するのに参加した漢気に感動です」（62歳・男性）というコメントにもあるように、オリックスからレッドソックスへの移籍初年度にもかかわらず、いち早くWBCへの参加を表明した経緯に胸を打たれるファンも多かったようです。「三振も少なく、四球も選べて、長打も思いのまま。この勢いそのままにメジャーリーガーとしても大活躍してほしい」（28歳・女性）といった熱いエールも数多く届いています。

「グリーンモンスター越え」のメジャー第1号を放った吉田正尚　©Getty Images

　レッドソックスでもさっそく「グリーンモンスター越え」のメジャー第1号を放った吉田。MLBでの活躍にも、今後さらに大きな注目が集まっていきそうです。

「いつもここぞという瞬間に、ファンが願っていた瞬間に、必ず吉田選手が最高の職人のような仕事ぶりをしていてファンになった。大舞台でも冷静な鬼メンタル、確実に粛々と自身の役割を果たす姿が本当にかっこよかった」（37歳・女性）

「今大会、吉田選手がいなかったら間違いなく優勝はできなかっただろう。それくらい重要な場面で打っていた。173cmにも関わらず日本の4番というのも凄い。ある意味、大谷選手の二刀流に匹敵するくらい凄いと思う。メジャーでも活躍すれば、日本の子供たちにも希望を与えるだろうな」（40歳・男性）

　大谷翔平やヌートバーらを抑えて、吉田正尚が絶大な支持を集めた野手編のアンケート結果。一方で「全員がMVP」といった声が無数に寄せられたように、すべての選手が優勝に貢献したことは間違いありません。“世界一の侍たち”のプロ野球やメジャーリーグでの活躍を、楽しみに見守っていきましょう。＜#1「あなたが選ぶ侍ジャパンのMVP」投手編ベスト5結果発表から続く＞

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