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渋野日向子の変化にビックリ?「こんな短期間で…」現地レポーターが“楽しみ”と語る1打とは? 超マイペース古江彩佳は「2勝目も近い」
text by
南しずかShizuka Minami
photograph byGetty Images
posted2023/03/30 06:01
LPGAドライブオン選手権で今季初のトップ10入りを果たした渋野日向子
「前日にコースを出たのが20時ごろ。夜ご飯を食べ終わったのが22時。それから支度して、5時間ぐらいしか寝られなかった、と言っていました。ホールアウトしてから10時間後にまたコースに戻って試合するというのは、国内ツアーだとあまり経験がないと思います。もちろん、結果を出せば試合時間も変わってくるのですが……」
さらに日本とアメリカの環境の差に戸惑う様子を片平は教えてくれた。
「練習日と大会中では、雨が降った影響でコースの状態がかなり違いました。水曜日(試合前日)のプロアマ戦に出場していれば、その違いを把握できたかもしれませんが、ルーキーの選手は人数の関係で出場できないことはよくあること。月・火曜でしっかりとコースを把握したつもりが、いざ試合でコンディションが全く違うとなると攻め方が大きく変わる。そのあたりで戸惑った部分もあるかもしれませんね」
ただ、そこは勝負の世界。
「過酷な状況でも、しっかりと実力を出していくことがルーキーに求められること。それは今も昔も変わらない。今後も厳しい環境は続きますが、その中でそれぞれの良さを発揮して着実に成績を積み重ねていってほしいです」
次戦のDIOインプラントLAオープンのディフェンディングチャンピオンは畑岡奈紗(24歳)だ。昨年からコースは変わるが、片平は「畑岡選手や笹生選手も調子がいい。今季の日本勢はすごく楽しみ」と大きな期待を寄せる。
最新の世界ランクでトップ10に日本人選手は不在。だが、今季は日本人が上位を席巻するような活躍を見せてほしい。