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「大谷翔平は最後まで野球少年だった」WBC決勝で投げた“魂の15球”…本人が語り続けた“二刀流の誇り”「子どもの頃と一緒なんですよ」
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byGetty Images
posted2023/03/22 17:15
WBC決勝戦では9回抑えで登場するなど、二刀流を貫いた大谷翔平。勝利後に見せた表情は、“野球少年”そのものだった
大谷が抱く“壮大な夢”「僕がダメだったとしても…」
〈名言3〉
僕がダメだったとしても、次の子どもが出てきてくれればそれでいいんです。
(大谷翔平/Number948号 2018年3月15日発売)
3月22日、アメリカとの大激闘を終え、今回の日本代表チームでの戦いは幕を閉じた。3月9日の中国戦から始まった、特別な13日間。いま、ファンの胸に込み上げるのは、「もっとこのチームを見ていたい」という“侍ロス”の気持ちかもしれない。
それは選手たちも同様のようだ。試合後のインタビューで、大谷はこのように語っていた。
「正直終わってしまうのがちょっと寂しいような気持ちもありますし、みんな同じじゃないかと思いますけど、また、それぞれのチームに帰って、これからシーズンが始まるので、また、それに備えて、寂しいですけど頑張りたいと思います」
ずっと続いていく物語
しかし、野球というスポーツを通じて、大谷はもっと壮大な夢を描いてきた。メジャーリーグ挑戦となった2018年、大谷は二刀流について力強く、こう語った。
「この先は僕の頑張り次第で変わってくると思いますけど、僕がダメだったとしても、次の子どもが出てきてくれればそれでいいんです。一人失敗したからといって終わりだとは思いません。もちろん、一人目としてやるからには頑張りたいと思っています」
大谷翔平と、侍ジャパンが見せた“夢”はここで終わらない。これからもずっと、続いていくのである。
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