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侍ジャパン“最大の敵”はマイアミの異様な空気感? WBC決戦の地ローンデポ・パークの支配人が明かす“パーティタウン計画” 

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杉浦大介

杉浦大介Daisuke Sugiura

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photograph byGetty Images

posted2023/03/20 18:14

侍ジャパン“最大の敵”はマイアミの異様な空気感? WBC決戦の地ローンデポ・パークの支配人が明かす“パーティタウン計画”<Number Web> photograph by Getty Images

“ラテンの3強”が顔を揃えたプールDの1次ラウンドから異様な盛り上がりを見せていたローンデポ・パーク。彼らが大会を去った後も“お祭りムード”は変わらなそうだ

 これほどエキサイティングな場所で行われているWBCは、いったいどんな結末を迎えることになるのか。19日、準決勝第1試合で2連覇を狙うアメリカがキューバに14-2で圧勝。このまま順当にいけば、1次ラウンドから快調に勝ち続けてきた日本とアメリカが激突する“ドリーム・ファイナル”への期待が膨らむ。

 ただ、日本がメキシコと対戦する準決勝第2試合を前に、ローンデポ・パークのことを誰よりもよく知るファバタ氏がこう話していたことが少々気にかかる。

「この球場のノイズレベルは一部の選手が経験したことがないほどのもの。慣れている方にアドバンテージがあるのは事実かもしれない」

 マイアミはメキシカンたちのお膝元とは言えないが、それでもやはり応援はアメリカの隣国であるメキシコのファンの方が多いはず。それと同時に、このスタジアムでのプレーに慣れているのはより多くのメジャーリーガーを擁するメキシコの方。そんなフィールド外の要素は、一般的に日本優位と見られる一戦の波乱の種となるのかどうか。

 マイアミが舞台の盛大なパーティはこれから大詰めを迎える。これまでにない盛り上がりをみせた“ベースボール・フェスティバル”の最後を飾るに相応しく、ドラマチックで華やかなクライマックスを改めて期待したいところだ。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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