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大谷翔平「同級生はやっぱり特別」宮城&朗希は“待ち合わせ”して食事、いつでも一緒の湯浅&大勢…侍ジャパンの“仲良しペア”を調査してみた
text by
佐藤春佳Haruka Sato
photograph byHideki Sugiyama
posted2023/02/23 11:05
侍ジャパン宮崎キャンプにてともに練習する宮城大弥と佐々木朗希
宮城&朗希は「時間を合わせて一緒にご飯」
宮崎市内で強化合宿真っ只中の今大会メンバーにも、同学年の仲良しコンビがいる。まずは佐々木朗希(ロッテ)と宮城大弥(オリックス)。ともに2001年生まれの21歳は、投手陣の練習でよく一緒にメニューをこなしている。メイン球場から、ブルペン、サブグラウンドへの移動でも、21歳らしい伸び伸びした笑顔をお互いに向ける姿が見られる。合宿初日には、全体練習終了後にダルビッシュ有(パドレス)と室内練習場に向かい、質問を繰り出したり変化球を教わるなど憧れの人への入門も果たした。
二人の関係について、宮城はいたずらっぽく笑ってこう明かした。
「僕は(佐々木の)マネージャー的な存在なんです」
どうやら、マイペースな佐々木に甲斐甲斐しく世話を焼く存在、という意味らしい。
「ご飯のタイミングになると(佐々木の)部屋に行って時間を合わせて一緒に行ったり。管理してあげている? はい(笑)」
「一緒にいて安心はします」
二人は高校日本代表でチームメートとなり意気投合。昨年11月の侍ジャパン強化試合で共に代表入りしてさらに仲を深め、オフシーズン中も何度か食事をするなど野球のこともそれ以外のことも何でも話せる関係になった。
「すごい先輩方ばかりなので一緒にいて安心はします」
完全試合を成し遂げた最速164kmの剛腕と、2年連続二桁勝利を挙げパ・リーグ連覇に貢献した左腕。若き両腕は、お互いの姿に刺激を受け合う最高の親友と言ったところだろうか。