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現行犯逮捕から7年...清原和博が2年連続で中日キャンプを訪れた意味 因縁の乱闘相手&盟友との写真に込めた思いとは

posted2023/02/08 11:00

 
現行犯逮捕から7年...清原和博が2年連続で中日キャンプを訪れた意味 因縁の乱闘相手&盟友との写真に込めた思いとは<Number Web> photograph by KYODO

2年連続で中日キャンプを訪問した清原氏は立浪監督と並んで取材に応じた

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小西斗真

小西斗真Toma Konishi

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 プロ野球キャンプたけなわの2月6日、沖縄県那覇警察署に清原和博さんの姿があった。昨年2月23日に那覇市旭町の明治橋交差点で、右折する乗用車と直進するバイクが衝突する事故に清原さんたちは遭遇。足を骨折するなど重傷を負った男性の救護活動と交通整理を行ったことに、警察から感謝状が贈られた。

「自分はできることをしただけなので(感謝状は)わざわざという気持ちがあった」と照れた清原さんだが、与那城武署長は助けられた男性から預かったお礼の手紙を代読。行動を称えている。

 1年前に沖縄にいたのも、表彰が1年後になったのも偶然ではない。清原さんは自らが起こした過ちによって、プロ野球界とは疎遠になっていた。いわばその「復帰戦」の舞台を用意したのが、PL学園の2年後輩にあたり、昨シーズン就任した中日の立浪和義監督だった。二軍も高校同期の片岡篤史監督ということもあり、キャンプ取材の場をセッティング。球場へと向かう国道で起こった交通事故だった。

 すなわち今回の表彰日もキャンプ取材のタイミングに合わせたものだった。4日に一軍の北谷を、5日に二軍の読谷球場を訪問。練習を見学するとともに、旧知の関係者と旧交を温めた。

【次ページ】 飛び蹴りを見舞った因縁の相手に…

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