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現行犯逮捕から7年...清原和博が2年連続で中日キャンプを訪れた意味 因縁の乱闘相手&盟友との写真に込めた思いとは
text by
小西斗真Toma Konishi
photograph byKYODO
posted2023/02/08 11:00
2年連続で中日キャンプを訪問した清原氏は立浪監督と並んで取材に応じた
スポーツ各紙の報道によると、練習を見学しただけでなく、立浪監督の要望もあり、期待の右打者にアドバイスを送ったそうだ。一軍では現役ドラフトでDeNAから移籍した細川成也、2年目の鵜飼航丞、二軍では左膝手術からリハビリ中の石川昂弥に打撃指導。確実性の低さが課題の細川、鵜飼には打席での心構えや変化球など投球の待ち方を伝え、昨シーズンも期待されながら故障に泣いた石川にはまずは完治を優先した上で、再離脱しないようフィジカルとの向き合い方を説いたようだ。
清原がつけた立浪監督への“注文”
立浪監督とのやりとりや、その後の報道陣との囲み取材では昨シーズン最下位に沈んだ「弱さ」だけではなく、優勝チームのヤクルトに勝ち越した「強さ」を強調。そして関西人らしく、笑いも忘れなかった。報道陣から「立浪監督への注文は?」と聞かれ、当意即妙に「選手交代を忘れないでください」と返した。審判に選手交代を告げるのを怠り、NPBから厳重注意処分を受けた後輩へのイジりに周囲は大爆笑。その上でツイッターはまじめに感謝の言葉で結んでいる。
「2日間にわたり迎えてくれた中日球団、ならびに球団スタッフのみなさまに心から感謝申し上げます」
危ぶむなかれ。迷わず行けよ。今回の新たな一足が【道】となる。
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