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「ミトマはもちろん…堂安や久保、遠藤に板倉、大然と古橋もスゴくね?」日本代表がW杯後“ほぼ欧州各国クラブ主力で活躍しすぎ”な件
text by
茂野聡士Satoshi Shigeno
photograph byKiichi Matsumoto/JMPA
posted2023/02/04 11:00
カタールW杯が終わった後も、三笘薫らを筆頭に日本代表メンバーは欧州各国で素晴らしいプレーを見せている
ブンデスが再開したのは1月下旬で、各チームこなしたのは3、4試合ほど。それを踏まえても板倉や吉田、伊藤、遠藤は全試合フル出場だし、堂安もそれに準ずるプレータイムだ。ポルトガルでスポルティング合流後に負傷離脱していた守田も復帰後は主力である。
リーグが中断→再開のタイミングは得てして各クラブで“序列の変化”が起きがち。でもほとんどの選手がW杯後も盤石の立ち位置を築き、結果を残している。その象徴的存在として特大のインパクトを残しているのが三笘、とも言えるのだろう。
さらにはW杯メンバー選外だった古橋(11試合出場で10ゴール2アシスト)、旗手(10試合出場で2ゴール4アシスト)も抜群の働きを見せている。
森保監督の言っていた「新しい時代の入り口」かも?
森保一監督はカタールW杯後の帰国会見で「我々は目標とするベスト16の壁を破れず、新しい景色は見ることはできませんでしたが、選手たちが新しい時代を見せてくれたんだと思っています。しかしながら新しい時代の入り口にしか過ぎないとも思っています」と語っていたが……本当にその入り口にいるのかも? と信じたくなるほどの実績を、ここ2カ月で日本代表選手が残した数字から感じる。
「そう言えばW杯で超エモくなったけど、年明け以降はちょっとサッカーから離れていたかも」
こんな人も多いだろう。2月には鎌田大地が決勝トーナメントの舞台に挑むチャンピオンズリーグが再開され、冨安擁するアーセナルはプレミア優勝争い、さらに三笘、久保、堂安、守田らが来季CL、EL出場権をもぎ取りに行く後半戦に臨むなど、今から欧州サッカーを見始めても遅くないタイミングだ。
ドイツ戦、スペイン戦の劇的な勝利とクロアチア戦の激闘でそれぞれ“推し”が複数人できたはずなので……ぜひ週末はヨーロッパ各国リーグでの活躍に目を配ってほしい。
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