Sports Graphic Number SpecialBACK NUMBER

[第6戦 KEYMAN]マクガフ「悪夢再び。高津監督の決断は――」

posted2022/11/06 07:04

 
[第6戦 KEYMAN]マクガフ「悪夢再び。高津監督の決断は――」<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

text by

鷲田康

鷲田康Yasushi Washida

PROFILE

photograph by

Hideki Sugiyama

 まるでVTRを観ているようだった。

 まさかの9回逆転サヨナラ負けを喫した第5戦。吉田正尚のサヨナラ弾も強烈だったが、ヤクルトにとり痛かったのは、守護神のスコット・マクガフが演じた“一人芝居”だった。1死二塁から投手強襲の当たりを一塁に悪送球。二塁走者の安達了一が還って失った1点から負の連鎖は始まっている。

 だが、高津臣吾監督は頑固者だ。

 第6戦でも1点を追う9回に再びマクガフをマウンドに送り出す。

 それがまた悪夢の始まりとなった。

 無死一塁から紅林弘太郎が投手前へ送りバント。ボールを捕ったマクガフがサイドスロー気味に投げシュート回転した球を、一塁カバーに入った山田哲人が後ろに逸らす。その間に安達が再び、一気にホームを駆け抜けた。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。

残り: 522文字

NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

関連記事

#東京ヤクルトスワローズ
#スコット・マクガフ
#高津臣吾
#オリックス・バファローズ
#中嶋聡
#ジェイコブ・ワゲスパック

プロ野球の前後の記事

ページトップ