Sports Graphic Number SpecialBACK NUMBER
[第6戦 プロフェッショナル解説]五十嵐亮太「4投手が被安打0。リリーフを蘇らせた中嶋采配の勝利」
posted2022/11/06 07:06
8回を抑えた山崎颯を迎える平野。二人とも1回を2三振1ニゴロの完璧な投球だった
text by

佐藤春佳Haruka Sato
photograph by
Hideki Sugiyama
先発・山崎福からバトンを受けたオリックスのリリーフ陣が6回から4投手で無安打7奪三振と完璧な投球を見せました。
1点リードの6回に登板した宇田川は、真っ直ぐの球の強さとフォークの落差で抑える投手。このタイプは「ストライクを取りに行くフォーク/直球」、「空振りを取りに行くフォーク/直球」という4パターンの意図をどう使い分けるかが肝になる。その選択を誤ったり、攻め一辺倒になると長打や連打に繋がってしまいます。
宇田川は2死から山田と村上に四球を与えましたが、それぞれのボールの意図は悪くなかった。絶対に一発が許されない場面で、警戒心を持って丁寧に投げているのが伝わってきました。一転して、続くオスナには強気に攻めて3球三振。試合の流れや打者を見ながら、ツボを押さえた投球でゼロに抑えられるのは最高の素質です。
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。
残り: 1072文字
NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。
