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[第7戦 KEYMAN]宮城大弥「21歳の愛され左腕が果たした大役」
posted2022/11/04 07:06
text by
石田雄太Yuta Ishida
photograph by
Nanae Suzuki
沖縄出身、寒がりではある。だからと言って日本一を決めた瞬間、上着を羽織ったままグラウンドへ飛び出す先発ピッチャーを初めて見た。天然、愛されキャラの宮城大弥のことだ。王手を懸けた第7戦、初の中4日、初の神宮のマウンドで、5回を投げて無失点のピッチングを披露し、試合の流れを手繰り寄せた。胴上げのときには背番号の見えないグラウンドコートを着たまま、ぴょんぴょん跳びはねている。記者会見では山田哲人、村上宗隆、ホセ・オスナを完璧に抑えたことについて訊かれ、宮城はこう言っていた。
「気まぐれです」(いやいや、まぐれだろ)