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「まさか娘がフジテレビに…」永島昭浩が語る安藤優子に鍛えられたキャスター時代とW杯親子共演「コネ? 僕にはそんな力はない(笑)」 

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飯尾篤史

飯尾篤史Atsushi Iio

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photograph byAkihiro Nagashima

posted2022/10/31 11:04

「まさか娘がフジテレビに…」永島昭浩が語る安藤優子に鍛えられたキャスター時代とW杯親子共演「コネ? 僕にはそんな力はない(笑)」<Number Web> photograph by Akihiro Nagashima

フジテレビアナウンサーとして活躍する娘・優美さんとの親子オフショット。テレビ番組やW杯中継などでの共演も話題となった

 一方で、永島自身は、日本サッカーを世界基準へ引き上げるための論文を作成すべく、日本大学大学院総合社会情報研究科に入学し、17年3月に博士前期課程を修了、国際情報の修士号を取得した。16年5月からは日本サッカー協会国際委員会委員も務めた。

「僕自身はいつでもサッカー人として仕事ができるよう武装はできているので、サッカー界から求められるのであれば挑戦したい。僕の一番の目標は、日本代表が世界一になること、なでしこジャパンが2度目の世界一になること、そこにいかにして貢献できるか」

 勉強して初めて気づくことはやはり多いという。

「組織の強さ、というものを作らないといけない。ただサッカーがうまければいい、チームが強ければいいという、そんな時代ではないですからね。いかに付加価値をつけるか。W杯アジア最終予選のアウェイゲームが地上波で見られなかったということも含めて、サッカー界全体で知恵を絞って、力を合わせて、時代の変化に対応していかなければいけない。そのいちパーツとして活躍できる人間がたくさんいることが重要で、そのうちのひとりとして『自分やったらこうする』という指針や意見持っておかなあかんと日々思っています」

 そう語る永島は、それまでのデレデレした父親の顔から、きりっとしたサッカーマンの顔に変わっていた。

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「僕は自分を売り込みに来たんだ」25歳の永島昭浩は欧州王者のPSVに加入するはずだった? カズと並ぶ“次世代スター候補”だった頃

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