1位　1998年の横浜　187票

◎絶対エース松坂大輔と「公式戦44戦無敗」
主な選手：松坂大輔（元西武ほか）、小山良男（元中日）、後藤武敏（元西武ほか）、小池正晃（元横浜ほか）

　アンケート「あなたが選ぶ『夏の甲子園“史上最強チーム”』」で栄えある1位に輝いたのは、「1998年の横浜」でした。

　絶対エースの松坂を筆頭に後藤、小山、小池とのちにプロ入りする強力なメンバーが揃ったこの代。実に秋の神奈川大会から翌年秋の国体まで、公式戦44戦無敗と「最強」の名にふさわしい戦績を残しています。

　その比類なき強さを全国に知らしめたのが、98年夏の甲子園でした。延長17回の激闘を制した準々決勝のPL学園戦、8回6点ビハインドから劇的な逆転勝利を飾った準決勝の明徳義塾戦、そして松坂のノーヒットノーランで春夏連覇を達成した決勝の京都成章戦……。「甲子園に愛された」松坂大輔と横浜の優勝劇は、全国の野球ファンに鮮烈な記憶を刻みました。

「松坂を中心に、神懸かり的な逆転劇などチームとして見えない力を感じられた。公式戦無敗という結果も文句なし」（29歳・男性）

「PLとの死闘からの明徳大逆転、〆にノーヒットノーランって、ほぼマンガです。44連勝も大納得」（54歳・男性）

「延長戦の激闘を乗り越えて決勝でノーノー。あれを超えられる決勝の演出は無いと思う。漫画を超えた試合でした」（54歳・男性）

「数々の劇的な試合展開も含めて、勝つことを運命づけられているように見えた本当にすごいチームでした。甲子園が好きになった大きすぎるきっかけのチームです」（35歳・男性）

「テーピングをばりばり剥がしてマウンドにあがる松坂くんがカッコ良すぎて。ほんとに漫画みたいだった」（41歳・女性）

「自分が生まれる前だが甲子園といえば松坂大輔を思い浮かべる」（23歳・女性）

「同じ高校生なのに、自分とは違う。自分もこれから何かを頑張ろうと思った。松坂世代の一人として勇気を貰った試合です」（42歳・女性）

「松坂だけがなにかとフォーカスされているが、チーム全体で活躍する本当に心技体すべて詰まったチームだった」（44歳・男性）

　ベスト10に入ったチーム以外にも、「1974年の銚子商」「2013年の前橋育英」、さらには準優勝ながら大きな注目を浴びた「2018年の金足農」の名前も寄せられました。100年を超える甲子園の歴史に燦然と輝く強豪校。今後、どんな“最強チーム”が甲子園に現れるのでしょうか。 

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