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「ワタルはマシーンみたいだった」ブッフバルトが語る、遠藤航がシュツットガルトで“愛される”理由〈浦和時代の思い出も〉 

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円賀貴子

円賀貴子Takako Maruga

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photograph byGetty Images

posted2022/08/04 06:00

「ワタルはマシーンみたいだった」ブッフバルトが語る、遠藤航がシュツットガルトで“愛される”理由〈浦和時代の思い出も〉<Number Web> photograph by Getty Images

今季も引き続きシュツットガルトでキャプテンを務める遠藤航。クラブのレジェンドであるギド・ブッフバルトもその活躍に期待を寄せる

――ブンデスリーガでプレーする選手の他に、日本代表の守備陣にはアーセナルの冨安健洋もいます。11月に控えたカタールW杯で日本代表に期待することはありますか?

ギド 日本代表は今大会も良い役割を果たせると思っている。でもW杯では、僕はドイツ・ファンだからね(笑)。日本はとても厳しいグループに入ったと思うよ。もしかするとサプライズを起こして、グループリーグを突破することができるかもしれないけど、とても厳しい。

――しかも、初戦の相手はドイツです。

ギド ハードだよ。でも、いわゆるアウトサイダーと言われるチームが有利なこともある。タイトル候補というのは最初の試合でまだリズムがつかめていないことも多い。それがアウトサイダーにとって有利になることもあるのだから。

――先ほど日本代表の失点が少ないことを指摘されましたが、それがサプライズの鍵になりそうですか?

ギド その通り。守備をしっかりできれば、日本には、ゴールを決められる良い攻撃の選手がいる。良い守備が、今回のW杯を良い大会にする土台となる。そのための条件となる優れたディフェンダーは揃っている。

――板倉と吉田は新しいチームでスタートします。W杯のためにもいい半年を過ごしてほしいですね。

ギド 2人とも素晴らしいディフェンダーだ。現在求められているディフェンダーのクオリティーを体現している。デュエルに強く、前線へ良いパスが出せて、3バックでも4バックでも対応できる。そして優れた“チームプレーヤー”だから、ディフェンスラインから前線へ出る時にもチームメイトと協力してうまく対応することができる。彼らはそういうオートマティズムをきちんと学んでいるんだ。いかに失点を抑えるかを心得ていて、それをこれまでのチームでよく見せてきた。新シーズンが楽しみだね。

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