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佐々木朗希より大きい193cm! 幕張の摩天楼・河村説人(24歳)の意識を変えた“同じ境遇”の道産子ピッチャーとは?
posted2022/05/19 06:00
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千葉ロッテマリーンズ取材班Chiba Lotte Marines
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Chiba Lotte Marines
マリーンズには「幕張の摩天楼」とよばれる投手たちがいる。206cmのタイロン・ゲレーロ投手。196cmの国吉佑樹投手、192cmの佐々木朗希投手。
そして、彼らに並ぶ存在として期待を集めるのがプロ2年目・河村説人投手(24歳)だ。マウンドから角度あるボールを投げ込む姿は圧巻。身長は佐々木朗希よりも大きい193cm(身長は全て自己申告)。
「親戚はみんな大きいですが、家族はそんなに身長は高くありませんね」
身長は中学校3年生の時にはすでに190cmを超えていた。特になにか努力をしたことはないと話すものの、「あえて言うなら睡眠。とにかくよく寝ていた」と振り返る。ちなみに6歳年上の姉は150cm台だというから驚きだ。
大学を中退し、北海道の星槎道都大へ再入学
北海道出身。白樺学園高校では3年夏に甲子園を経験したあと亜細亜大学に進学。その後は右肩の故障もあり、環境を変えるために1年夏で退学し、翌年に地元の星槎道都大学に再入学した。同学年の選手たちから1年遅れた形での再出発。プロ野球選手になるという志の下、野球と向き合った日々だった。
「どちらの大学での経験も自分にとっては凄く大きい。この期間は自分の人生の中で大事な時期となっている」
星槎道都大は北海道の北広島にある。在学中にファイターズの本拠地がここに移転してくるというニュースを目にして心を躍らせた。
「身近にプロ野球の本拠地ができる。プロに入って、投げたいという想いがありました。幸い、プロ入りして今はマリーンズの選手となった。(新球場が解説する)来年、投げたいという気持ちは凄くあります」と語る。