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〈オシムの言葉を信奉した選手と指導者〉中澤佑二「サッカー観をガラリと…」、羽生直剛が「めちゃくちゃ怒られた」瞬間とは
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byTakuya Sugiyama
posted2022/05/06 18:01
日本代表を率いた頃のオシム監督。数多くのサッカー選手、指導者を魅了した
オシムが日本サッカーに伝えたかった「信じること」
<名言4>
自分が自分を信じてなかったら、誰が自分を信じるんだ?
(イビチャ・オシム/Number631号 2005年6月30日発売)
◇解説◇
ジェフ監督時代、ジーコ率いる日本代表に対してのエールを請われた際のことだ。「皆さんがわかっていることだから何も言うことはない」と言いながらも、独特の言い回しでW杯での健闘を祈った。
「他人の言葉がどうこうじゃなくて、諺にあるように、『自分の馬を信じろ』ということだ」
オシムは選手それぞれが判断し、自主性あふれるサッカーを表現しようとした。現日本代表の森保一監督は「『日本サッカーの日本化』ということを提言いただき、とても勇気づけられたこと、今もその言葉を胸に日々サッカーと向き合っています。私も日本代表監督として、オシムさんが遺してくれたものをしっかりと受け継ぎ、そして未来へと繋ぐことでオシムさんが日本サッカー界にいた証を残し続けたいと思います」との追悼コメントを残している。
名将の哲学が今後のサムライブルーにも継承されていくことを願いたい。<つづく>