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「ロウキのストレートは凄いよ」佐々木朗希の快挙にマーティンが大喜びした理由…9年前、ベンチに帽子を叩きつけた“完全試合未遂”
text by
千葉ロッテマリーンズ取材班Chiba Lotte Marines
photograph bySankei Shimbun
posted2022/04/17 11:02
完全試合を達成後、マーティンとハグをして喜ぶ佐々木朗希
次回登板となった4月3日の埼玉西武ライオンズ戦(ZOZOマリンスタジアム)はストレートを軸に、“打てるものなら打ってみろ”と言わんばかりの強気の投球を見せた。8回、被安打3、1失点、13奪三振の好投で今季初勝利を挙げると、その次の登板で「伝説」を作った。
「オレはこれまでメジャーも経験して色々なピッチャーを見てきている。その中でもロウキは最高のピッチャーの1人だ。本当に今回、こうやって完全試合に立ち会うことが出来たのは誇りだよ」
マーティンは誰よりも喜び、まくし立てるように令和の怪物を賞賛し続けた。佐々木朗希もまた嬉しそうにそんなマーティンに歩み寄り、「やったよ」とガッツポーズをした。
「基本的には英語で話しかけてくるよね。彼の性格をひと言でいうと『小さな大人』だね。まだ子どもっぽいところが残るけど、素晴らしい大人でもあるという事。彼は素晴らしい才能の使い手。彼の才能にリミットなんてない。ボクはそう信じているよ」
マーティンと佐々木朗希のロッカールームは同じ並びにある。場所でいうと4人ほど挟んでいる。しかし、暇さえあれば佐々木朗希はマーティンに声を掛け、嬉しそうにしている。
「ほとんどジョークさ」と言いながらクククと笑うマーティンもまた本当に嬉しそうな笑顔を見せる。この2人、まだまだ伝説を作ってくれそうだ。
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