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千鳥も脱帽「今後のロケは全部アジャになる」 アジャコングがバラエティで抜群の存在感を放つワケ「一斗缶攻撃も躊躇していられなかった」
text by
伊藤雅奈子Kanako Ito
photograph byYuki Suenaga
posted2022/04/01 17:01
プロレスラーでありながら、バラエティ番組でも抜群の存在感を放つアジャコング
千鳥も脱帽「今後のロケは全部アジャになる」
――芸人さんつながりでいうと、20年に放映された千鳥さんのロケ番組「相席食堂」(ABCテレビ)が、民放見逃し配信サービス「TVer」を通してバズりましたね。ツイッターでは、「神回」としてトレンド入り。アジャ選手のロケスキルの高さを、千鳥さんが大絶賛していました。
アジャ そうみたいですね。いまだに言われますよ、「観ました」「おもしろかったです」って。自分としては普通にレポートしただけで褒めてもらえたけど、あれはね、千鳥さんがうまく回してくださったおかげ。放送のあと、ノブさんがツイッターで書いてくれたのも大きい。試合で地方の会場に行ったときも言われるから、私じゃなくて「相席食堂」がすごいなぁって思ってますけど。
――ツイッターで知ってTVerで観て、爆笑しました。
アジャ 客観的に見たらわかるんですよ。そこらへんの物をぶっ壊しそうな、こんな見てくれの一斗缶を持ってる人間が、普通に食レポして、動物とたわむれて、店を紹介している(笑)。視聴者は、「いったい何を見せられてるの!?」となりますよね。顔面にペイントした人間が、まっとうなことを言ってる。不思議ですよ。そこが、今の若い子たちに刺さったのかなぁ。千鳥さんは「今後のロケは全部アジャになる」って言ってくれたけど、ぜんぜんなってないじゃねぇかよって(笑)。
――昔から口は達者なほうだった?
アジャ そうですね。昔、フジテレビで全日本女子プロレスの中継番組があって、そのなかで選手ごとに中継レポーターをやったときも、ほかの人のを見て「へったくそだなぁ。ダッサイな」って思ってて、自分がやるときはしっかりしていたつもり。最近だと配信番組。観てくれてる人のコメントを拾って、広げたり。そういうのは、若いころから考えてたかもしれない。
<#3へ続く>
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