――19年に放映された「ジョブチューン～アノ職業のヒミツぶっちゃけます！　プロ野球ぶっちゃけ祭り！」（TBS系）ですね。

アジャ　私のあとにゆうこりんが出てきたから、いいんでしょうけど。「アジャっていうからにはホームランを打ってもらわないと困る」って言ったら、「がんばります！」って言ってました。これでプロ野球が少しでも注目される、その役に立てるのであればうれしいし、スポーツ選手同士のつながりができればいいですよね。違う競技者同士、お互いを高めあって、コラボレーションするなり。そのきっかけになれるなら、ぜひ！

バラエティでの“一斗缶攻撃”は躊躇していられなかった

――アジャコングの名を高めたのは、バラエティ番組の功績も大きかったと思います。最初のころは一斗缶でお笑い芸人さんを殴ったりしていましたが、抵抗・手加減はどんな感じでしたか？

アジャ　今は手加減しますけど、最初のころは女子プロレスラーは大したことはないと視聴者に思われたくなくて、けっこうな勢いでイッてました。やられた芸人さんは、たまったもんじゃなかったなぁと思いますよ。「スーパーJOCKEY」（日本テレビ系）に出たときは、たけし軍団の方々が相手。「遠慮しないでください。思いきりやってもらったほうがリアクションをとれるんで」って言ってきたんで、その言葉にまんまと乗って思いきり蹴飛ばしたら、あばら骨が折れたって（笑）。

試合時のアジャコング（手術前）　©OZアカデミー

――プロ同士の攻防（笑）。

アジャ　男子のレスラーだと、素人さんに手を出すことは躊躇すると思うんですけど、女子は逆に躊躇してはいけないっていうほうが大きかった気がします。ただ、私の場合は女子は女子でも、人よりだいぶデカイ。のちに、躊躇することを覚えました（笑）。おかげさまで長く芸能活動をやらせてもらってるので、相手が芸人さんの場合は、これぐらいだったらうまくリアクションをとれるだろうという加減がわかっているので、今はあ・うんの呼吸でやれているかなぁと。

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