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年度代表馬エフフォーリアはGIを何勝するのか? 2022年“平地GI全24レース”の勝ち馬を大予想《昨年は5レース的中》
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byPhotostud
posted2022/01/30 11:02
昨年は皐月賞、天皇賞・秋、有馬記念(写真)を制し、文句なしの年度代表馬に輝いたエフフォーリア。2022年も勲章を積み重ねていくことが予想される
有馬はエフフォーリアを信頼【ジャパンC~ホープフルS】
ジャパンカップ(11月27日、東京芝2400m)
オーソリティ(牡5歳、父オルフェーヴル、美浦・木村哲也厩舎)
昨年はコントレイルの2着。東京では本当に強い。(B)
チャンピオンズカップ(12月4日、中京ダート1800m)
テーオーケインズ(牡5歳、父シニスターミニスター、栗東・高柳大輔厩舎)
ダートでこの馬より強い馬が今の日本にいるとは思えない。怪我さえしていなければ連覇が濃厚。 (A)
阪神ジュベナイルフィリーズ(12月11日、阪神芝1600m)
ロジザキア(牝2歳、父キズナ、美浦・国枝栄厩舎)
伯母に凱旋門賞馬ザルカヴァがいる良血。国枝厩舎の連覇なるか。(C)
朝日杯フューチュリティステークス(12月18日、阪神芝1600m)
ドルチェモア(牡2歳、父ルーラーシップ、栗東・須貝尚介厩舎)
母は桜花賞馬アユサン。そろそろ大物産駒が出てもいいころだ。(C)
有馬記念(12月25日、中山芝2500m)
エフフォーリア
香港カップに向かっているかもしれないが、出てくれば連覇が濃厚。2年連続年度代表馬の座を確定させる。(A)
ホープフルステークス(12月28日、中山芝2000m)
ヤングローゼス(牡2歳、父エピファネイア、美浦・手塚貴久厩舎)
2021年のセレクトセール1歳で藤田晋オーナーが1億1500万円で落札。伯父に朝日杯やジャパンカップを勝ったローズキングダムがいる。(C)
昨年の原稿を読み返すと、「半分当たれば大成功」と書いてあった。前言撤回。24レースのうち、3分の1の8レース当たれば大成功、昨年と同じ5レース当たれば合格、と、下方修正する。
ひとつも当たらず恥をかいても恥ずかしくない、と矛盾したことを言いたくなるほど、特に2歳の予想には自信がない。
昨年の今ごろは、エフフォーリアが無双の強さを見せるようになるなど思いもしなかった。つまり、あの馬の活躍は嬉しい驚きだったわけで、どうせ恥をかくなら、同じようにワクワクしながらGIを見続けたい。