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《独占告白》ルメールが語る世界No.1ホースへの信頼…天皇賞の本命イクイノックスの強さとは「父キタサンブラックがそうだったように」

posted2023/10/28 17:00

 
《独占告白》ルメールが語る世界No.1ホースへの信頼…天皇賞の本命イクイノックスの強さとは「父キタサンブラックがそうだったように」<Number Web> photograph by Ichisei Hiramatsu

世界No1ホース・イクイノックスの成長の軌跡を語ったC・ルメール騎手

text by

平松さとし

平松さとしSatoshi Hiramatsu

PROFILE

photograph by

Ichisei Hiramatsu

 クラシックで惜敗し、涙を呑んだイクイノックス3歳の春――。あれから積み重ねた確かな成長と、揺るぎない自信。秋の旅路を前に、鞍上の心は静かに燃えている。来るライバルとの再戦に向け、名手クリストフ・ルメールは何を語るのか。
 発売中のNumber1083号に掲載の[主戦の信頼]クリストフ・ルメール「あの時とは比べ物にならない」より内容を一部抜粋してお届けします。【記事全文はNumberPREMIERにてお読みいただけます】

世界一の立場で臨む秋の舞台

「天皇賞ですからね。好メンバーが揃うのは当然です。簡単に勝てるようなレースになるとは思っていません」

 3月のドバイシーマクラシックを圧勝し、レーティング世界一の立場で臨む秋の舞台。その初戦となる天皇賞に向けて、イクイノックスの主戦騎手、クリストフ・ルメールは至って冷静だ。

 同レースには、2週前登録の時点でイクイノックスを含む13頭がエントリー。フルゲートを割っているが、昨年の3、4着馬であるダノンベルーガやジャックドール、さらには昨年の牝馬2冠馬スターズオンアース、春秋天皇賞連覇を狙うジャスティンパレス、上がり馬プログノーシスと、錚々たるメンバーが名を連ねている。

 そして何といっても、昨年のダービー馬であり、イクイノックスに最後に土をつけたライバル、ドウデュースも参戦する。

「ただ、イクイノックスの強さをもってすれば、必ず勝ち負けは出来る。そう信じているし、信じて乗るから大丈夫でしょう」

 イクイノックスが世界一へと駆け上がったこの1年は、ルメールがその実力に“確信”を得るまでの道中でもあった。

パンサラッサの大逃げに「焦りました」

 ちょうど1年前の天皇賞・秋。イクイノックスにとって初のGI制覇となったレースを、ルメールはこう振り返る。

【次ページ】 パンサラッサの大逃げに「焦りました」

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