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年度代表馬エフフォーリアはGIを何勝するのか? 2022年“平地GI全24レース”の勝ち馬を大予想《昨年は5レース的中》
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byPhotostud
posted2022/01/30 11:02
昨年は皐月賞、天皇賞・秋、有馬記念(写真)を制し、文句なしの年度代表馬に輝いたエフフォーリア。2022年も勲章を積み重ねていくことが予想される
藤田晋オーナーのGⅠ初制覇も?【安田記念~マイルCS】
安田記念(6月5日、東京芝1600m)
シュネルマイスター(牡4歳、父キングマン、美浦・手塚貴久厩舎)
昨年のNHKマイルカップの勝ち馬。マイルチャンピオンシップでも、枠が逆ならグランアレグリアに勝っていたかもしれないと思わせる走りをした。 (A)
宝塚記念(6月26日、阪神芝2200m)
エフフォーリア
アクシデントさえなければ、ここも順当に勝つ。凱旋門賞参戦を熱望する声が高まりそうだが、蹄の問題もあるので、今年は見送りか。(A)
スプリンターズステークス(10月2日、中山芝1200m)
ドーブネ(牡3歳、父ディープインパクト、栗東・武幸四郎厩舎)
昨年の千葉サラブレッドセールにおいて、サイバーエージェントの藤田晋代表が4億7010万円で落札して話題に。持ち味のスピードはスプリント戦でこそ。藤田オーナーと武幸四郎調教師にとってGI初制覇となるか。(C)
秋華賞(10月16日、阪神芝2000m)
サークルオブライフ
春はダービーに挑戦していたとしても、秋は牝馬戦線に戻っているのでは。距離はもちろん問題ない。(B)
菊花賞(10月23日、阪神芝3000m)
ジャスティンパレス(牡3歳、父ディープインパクト、栗東・杉山晴紀厩舎)
ホープフルステークスでは切れ負けして2着。まだ走りが粗削りだし、距離が延びたほうがよさそう。きょうだいにもスタミナタイプが多く、半兄パレスマリスは米国三冠最終戦のベルモントステークスに優勝。(B)
天皇賞・秋(10月30日、東京芝2000m)
エフフォーリア
ここを連覇してGI6勝目をマーク。偉大な祖父シンボリクリスエスを完全に越えたと言わしめる。(A)
エリザベス女王杯(11月13日、阪神芝2200m)
デアリングタクト(牝5歳、父エピファネイア、栗東・杉山晴紀厩舎)
故障のため長期休養中。このころにはいい状態で走れるようになってほしいという願いもこめて。昨年のジャパンカップでコントレイルが復活したように、史上初の無敗の牝馬三冠馬にも、ここで感動的な復活劇を見せてほしい。(B)
マイルチャンピオンシップ(11月20日、阪神芝1600m)
ダノンスコーピオン(牡3歳、父ロードカナロア、栗東・安田隆行厩舎)
春はクラシック路線を進みそうだが、マイルでも掛かるほどの前進気勢。爆発力が生きるのはマイル以下では。(C)