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選手権応援マネージャー茅島みずき(17)の意外なキャリアとは? 小学生時代は「360日ゴルフ漬けでした」目標は朝ドラのヒロイン
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byHideki Sugiyama
posted2021/12/29 11:03
応援マネージャーとして選手権を盛り上げる茅島みずき(17歳)。女優、モデルとして活躍する高校2年生の意外なキャリアとは?
――オーディションを受けて芸能界に。
茅島 小学6年の全国大会に出場したとき、予選はいいスコアだったのですが、本大会では突然スランプに陥って望んだ結果が出なかったことがありました。友達と遊ぶことなど、他の全てを我慢してまで頑張ってきたので、一度、挫折してしまったんです。少し休んでまたゴルフを頑張ろうって思った時に、母が気分転換に、とオーディションの存在を教えてくれました。自己PRで使うためにゴルフクラブを持って会場に行きました。
――見事、グランプリ。ゴルフで養ったメンタルを活かせたでしょうか?
茅島 そうですね、ゴルフのおかげで緊張はあまりしません(笑)。たくさんの方が見守る中で迎える第1打目の雰囲気はいつも心臓がバクバクでしたから。
――現在は女優業とモデル業、学校生活や勉強との両立も大変だと思います。お仕事をしていて楽しい、嬉しいと感じることはなんでしょうか。
茅島 結果が出るゴルフと違って、お芝居は演じられる方によって同じ役でも、捉え方がまったく異なってきます。正解がないので常にこれで合っているのかな、大丈夫かなと不安になることがまだまだ多いです。それでも、見てくれた方々の声や出演している作品を見て「良かった」と感想をいただけるのはありがたいことだと思います。そうやって作品やお芝居を評価してもらえることはとても嬉しいことなので。
CMで話題を集めたダンス
――これまでのお仕事で、意識が変わった、自信になった作品はありますか?
茅島 ポカリスエットのCMに出演させていただけたことは、とても大きかったと思っています。経験がなかったダンスに挑戦し、たくさん怒られながら振り付けを覚えて、やっと踊れるようになった時に、今度はそこに感情を乗せて表現することが求められる。そこがすごく難しかったですね。
――踊ることは、ゴルフやスポーツとは全くの別物ですか?
茅島 ダンスは別物です(笑)。失敗したら全て一からやり直しという3人同時の1カット撮影だったこともプレッシャーで、収録の直前まで何度も練習していました。でも踊ることは好きなので楽しかったし、すごく良い経験になりました。大変な撮影でしたが、乗り越えることができたことは自信になっています。
――最後に、これからの目標と将来どんな女優になりたいかを教えてください。
茅島 小さい頃から永野芽郁さんに憧れていて、今も大好きな女優さんです。でもこのお仕事を始めてから、“憧れているだけではその人を超えることはできない”と、思うようになっていきました。憧れだけではなく、いつか超えられるように自分らしく頑張っていきたいです。今の一番の目標は「朝ドラ」のヒロインを務めること。あと、歌が大好きなので、将来的に何かできたらいいなとも思っています。これからも好きなことを好きなだけ、私らしくチャレンジしていきたいです。
◇◇◇
本格的にゴルフに取り組んできたとあって、言葉に意志の強さを感じる茅島さん。記念すべき100回大会をサポートする応援マネージャーの姿にもご注目ください。(編)
茅島みずきMizuki Kayashima
2004年7月6日、長崎県出身。身長170cm。「アミューズ全県全員面接オーディション2017~九州・沖縄編~」でグランプリを受賞。「ポカリスエット」CMで話題になり、現在も「三菱重工」「資生堂」「積水ハウス」など多数のCMに出演中。女優としてもNHK「おかえりモネ」「ここは今から倫理です。」や舞台「ロミオとジュリエット」などドラマ・映画・舞台で活躍し、2021年から「Seventeen」の専属モデルに。特技はベストスコア「70」の腕前を持つゴルフ。
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