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選手権応援マネージャー茅島みずき(17)の意外なキャリアとは? 小学生時代は「360日ゴルフ漬けでした」目標は朝ドラのヒロイン
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byHideki Sugiyama
posted2021/12/29 11:03
応援マネージャーとして選手権を盛り上げる茅島みずき(17歳)。女優、モデルとして活躍する高校2年生の意外なキャリアとは?
――経歴にあるゴルフのベストスコア「70」に驚きました。プロを目指した時期もあったとか。
茅島 小学2年生の時に祖父の影響で兄と一緒にゴルフを始めました。初めてから2カ月ぐらいで大会に出場することになり、何もわからない状態だったので、ハーフで「102」というスコアをたたいてしまって……。ただ、最下位からのスタートになったことで、「ここから上がるだけだから」と、猛練習が始まりました。学校帰りに両親が迎えにきて、そこからコースを半分ぐらい回り、お家に帰ってからはパター練習。1年のうち、360日はゴルフ漬けでした。「70」を出せたのは小学校6年生の頃です。
――すごい成長スピードですね。最初が悔しい結果だったからこそ、頑張れたのでしょうか?
茅島 私も含めて、家族全員、負けず嫌いの性格で(笑)。「最下位を経験したのだから、もう怖いものはない」と練習を頑張りました。
――女子ゴルフ界は若い選手の活躍が目立っています。同世代にライバルはいましたか?
茅島 1つ上の世代の選手たちがすごく強かったんです。世界大会に出場する選手たちもいて、たくさんの刺激をもらっていました。当時のライバル選手たちがプロテストに合格し始めているんです。芸能界の道に進んでいなかったら私も目指していた場所でもあったと思うので、少し羨ましい気持ちも(笑)。でも、本当にすごいなと尊敬しています。ジャンルは違いますが、これからもお互いに刺激しあっていけたらいいなと思います。
「練習した分だけしっかり結果に表れる」
――茅島さんにとってゴルフの魅力とはなんでしょうか?
茅島 練習した分だけしっかり結果に表れる、努力したことが成績やスコアに繋がるところです。長崎県で優勝できるようになってきた頃は本当に楽しかったです。今でも実家に帰ると家族でラウンドを楽しんでいます。自然豊かな環境でプレーすると気持ちがスッキリするんです。
――本格的にゴルフをやってきことで、今のお仕事に活かせていることはありますか?
茅島 ゴルフは精神面が重要なスポーツなので、怒ったり、焦ったりして心が乱れると一度崩れたスコアはなかなか戻せません。私も、スコアが悪くなると感情を露わにしてしまうことはあったのですが、それを繰り返すうちに自分をコントロールできるようになりました。メンタル面は本当に鍛えられたなと思っていて、そこは今のお仕事にも活かされていると思います。