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3億円大減俸の松田宣浩「悪あがきしたっていいでしょ」原監督「巨人の伝統を…」 立浪新監督や杉谷拳士も“2022年の逆襲”なるか

posted2022/01/02 11:04

 
3億円大減俸の松田宣浩「悪あがきしたっていいでしょ」原監督「巨人の伝統を…」 立浪新監督や杉谷拳士も“2022年の逆襲”なるか<Number Web> photograph by Sports Graphic Number

巨人・原辰徳監督とソフトバンク松田宣浩。2020年のリーグ王者は巻き返しを図るシーズンとなる

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NumberWeb編集部

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雑誌「Sports Graphic Number」と「NumberWeb」に掲載された記事のなかから、トップアスリートや指導者たちの「名言」を紹介します。今回は新シーズンに向けたプロ野球にまつわる4つの言葉です。

<名言1>
もうそろそろ、悪あがきしたっていいでしょ!
(松田宣浩/NumberWeb 2021年11月24日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/850768

◇解説◇
 12月から1月のシーズンオフ、球界の話題と言えば契約更改である。セ・リーグMVPに輝いたヤクルトの村上宗隆が1億2000万円アップの年俸2億2000万円+出来高(金額は推定)で更改するなど、活躍した選手は大きな評価を受ける。

 その一方で、ここ近年は高額年俸をもらうことになった分だけ……減額制限の40%を超える“大減俸”を提示される選手も増えてきている。このオフに注目が集まったのはソフトバンクの「熱男」こと松田だった。

3億円の年俸減でも「熱さ」は失わない

 2021年の成績は打率.234、14本塁打47打点と振るわず、規定打席にも達しなかった。それを受けて球団は4億5000万円から「3億円減」の1億5000万円を提示。松田もサインした。

 松田は2015年から19年の5シーズン連続で全試合出場、通算301本塁打とゴールデングラブ賞8回の三塁守備、そしてチームを熱くたぎらせる「声」で常勝軍団ソフトバンクの中心にあり続けた。しかし、その松田も2022年5月に39歳となる。さらには2021年のソフトバンクはBクラスに転落し、藤本博史新監督が就任したこともあって世代交代の声も聞こえつつある。

「優勝したチームを受け継ぐこともプレッシャーだけど、負けたところから上げていくエネルギーもすごくいるでしょうしね」

 松田はチームの現状についてこう分析しつつ、自分の置かれている立場についても冷静に認識しているようだ。

「出られるならどこでも出たいです。外野は練習で試したけど無理そうやし、サード以外だとファーストぐらいしかできないと思うけど、ちゃんと練習はしてますから。今までと違う景色のポジションを守ることで、新しい角度から野球が見られるかもしれないしね」

 守る場所の風景が変わり、年を重ねても松田の熱はホークスを支えられるか。真価が問われる1年となる。

【次ページ】 立浪新監督、原監督はどのように“改革”するのか

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