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《直撃インタビュー》巨人・原辰徳監督に聞く「なぜ9月に大失速?」「中5日ローテーションへの批判をどう思う?」 

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鷲田康

鷲田康Yasushi Washida

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photograph bySankei Shimbun

posted2021/12/14 11:03

《直撃インタビュー》巨人・原辰徳監督に聞く「なぜ9月に大失速?」「中5日ローテーションへの批判をどう思う?」<Number Web> photograph by Sankei Shimbun

シーズンを終えて、新たに3年契約を結んだ原監督。直撃インタビューに対して、来季の方針を率直に語ってくれた

「先発投手を中5日で回して、火曜日に投げた人が中4日で投げる。これは僕が3回目の監督になったときから、必ずやりたいと思っていたことなんです」

――確かに去年のキャンプでも、その構想は話していました。

「今年の場合は、まあ苦肉の策的なものもあったのは事実です、6人目(の先発投手)がいなかったというのも、そこにはあった。マイナス要素から生まれたのだけど、決して後ろ向きに決断したわけではなかったですね。『ようしやっとるじゃないか』と。で、ミヤ(宮本和知投手チーフコーチ)を呼んで『俺はミヤとやるときに、最初にこういう風にやりたいと言っていただろ。それをやろう。5人で回して、火曜日に投げた人間が日曜日にいく。これを5人のメンバーに聞いてくれ』と言ったんですね」

来季も中5日のローテーションを組むのか?

――選手に中5日が可能かどうかを確認した?

「そう。で、そうしたら彼らも『望むところです。俺はやります!』と。それでも結果は良くなかったですよ。先発陣が……まあ先発陣だけじゃないんだけど、とにかくギリギリのところでやったけど、結果的には良くなかった。しかし、いまでも挑戦したことは良かったと思っています。ジャイアンツの投手たるや、中5日で時には中4日で投げなければならないし、それができなければジャイアンツの先発ローテーションには入れないんだ、と。他のチームは1週間に1度かもしれないし、先発が6人なのか、7人なのか……それは分からん。でも、俺たちは違う。選ばれた人間で最低でも中5日で回るという、そういう意識は持ってもらいたい。今年、挑戦したことでその下地はできたし、そのための準備も来年はキャンプからしっかりやってもらおうと思っています」

――来シーズンも基本的には中5日と中4日をベースにローテーションを組むことを考えているということですか?

「開幕から最初のクール、ローテーションで言えば4月の2回りくらいは、中6日で週に1回くらいで回すのがいいと思います。それはまだ身体とかも本格的なシーズンに向けて、完全にはでき上がっていないというのもあるからです。でも、それ以降は球数をきちっと管理しながら、徐々にこの中5日のローテーションをやっていこうと思っています」

失敗すれば、また批判されるが……

――失敗すれば、また批判されますね。

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