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「歴史を変えるチームだと確信があります」村元哉中&高橋大輔のコーチが語る、斬新な「ソーラン節」を採用したワケ<独占取材>
text by
田村明子Akiko Tamura
photograph byKYODO
posted2021/09/07 11:01
北京五輪を目指す村元哉中&高橋大輔(写真は今年5月のアイスショーでの2人)
「世界のアイスダンスの歴史を変えるチーム」
今シーズンは、いよいよ北京オリンピックへの出場を懸けた戦いとなる。
「これまでゴルデーワ&グリンコフ(1988年、1994年五輪ペア金メダリスト)や、メリルとチャーリー(デイビス&ホワイト、2014年五輪アイスダンス金メダリスト)を指導してきましたが、その選手がだいたいどこまで行けるか、私にはわかります。何年かけて練習してもトップにいけない組もいる。でもカナとダイスケは、日本だけでなく、世界のアイスダンスの歴史を変えるチームだと、私には確信があります。このわずか2年間での彼らの進歩が、それを証明しています」
オリンピックでメダルを手にしたシングル選手が、種目を変えて国際大会でメダルを手にするというのはフィギュアスケート史上でまだ前例がない。高橋は今年で35歳だが、年齢は全く問題にならない、とズエワコーチは断言する。
「ダイスケはこの新しいチャレンジを心から楽しんでいるので、それが彼を精神的にも肉体的にも若く保っているのだと思います」
結成して2シーズン目となった二人は11月にはNHK杯、そして12月にはいよいよ全日本選手権へと挑戦する予定だ。
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