甲子園の風BACK NUMBER
「練習ができない」「体にキレが…」悪天候の甲子園に戸惑う監督と選手〈日大東北-近江は5回ノーゲーム→翌日もプレーボール遅延〉
text by
間淳Jun Aida
photograph byKyodo News
posted2021/08/20 11:03
雨に泣かされる今回の甲子園。日大東北-近江は5回ノーゲームとなり、翌日もプレイボール時間が遅延した
1回戦よりも2回戦を先に行う“逆転現象”が
午前中に予定していた西日本短大付属と二松学舎大付属の試合は中止し、天候の回復が予想される午後3時から、第3試合の京都国際と前橋育英、第4試合の作新学院と高松商の試合開催を決定。これにより、順延された近江と日大東北の1回戦より、2回戦の2試合を先に行う“逆転現象”が起きた。
ほとんど例がない措置で、この日は2試合を消化した。それでも、厳しい日程は解消されていない。20日も仕切り直しとなった日大東北-近江が、阪神甲子園球場周辺の天候状況が芳しくないことから、当初の予定だった午前8時から1時間近く遅れてのプレーボールとなった。
ただ受け入れるしかない天気に翻弄されている今夏の甲子園。どの高校もいつ試合ができるか読めない中、コンディションやモチベーション、試合勘や集中力が例年以上に求められている。野球の技術に加えて、準備や対応力が勝敗を分ける大きな要素となる。
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