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酒井宏樹に大迫勇也、武藤嘉紀に宮市亮がJ1に… 酒井高徳や清武弘嗣、宇佐美貴史ら“ロンドン世代の復帰後スゴい実績”に続けるか
text by
茂野聡士Satoshi Shigeno
photograph bySports Graphic Number
posted2021/08/14 11:05
ロンドン五輪の世代別代表時の酒井宏樹、酒井高徳、大迫勇也。10年近くの時を経て、Jの舞台でどのようなプレーを見せてくれるか
酒井高徳が神戸に加入してもたらしたもの
★GK
<権田修一>
SVホルン:16試合(15-16、16-17)
鳥栖:80試合(17、18)
ポルティモネンセ:19試合(18-19~20-21)
清水:23試合(21)
★DF
<鈴木大輔>
タラゴナ:72試合1得点1アシスト(15-16~17-18)
柏:11試合1得点(18)
浦和:34試合1得点(19~20)
千葉:25試合1得点(21)
<酒井高徳>
シュツットガルト:106試合2得点11アシスト(11-12~14-15)
ハンブルガー:124試合1得点5アシスト(15-16~18-19)
神戸:87試合1得点14アシスト(19途中~21)
2度の海外挑戦を敢行した権田、スペイン2部でセンターバックとして戦った鈴木は、復帰した鳥栖や清水、浦和や千葉などで存在感を発揮している。そして何より世界で戦ってきた経験値をクラブに大きく還元したのは酒井高徳だ。
攻撃面でのイニエスタとの連係はもちろんのこと、チームを引っ張る姿勢も明らかに好循環を生んでいるように見える。2020年の元日にはクラブ初タイトルとなる天皇杯制覇を成し遂げたが、その会場となった新国立競技場で、神戸サポーターのハートをすっかりつかんだ印象を受けた。
実際、酒井高は2012-13シーズンにはヨーロッパリーグで10試合出場1得点2アシストの成績を残しているし、合計出場時間がシュツットガルトでは9000分、ハンブルガーでは1万分を超えるなど、十分な主力だった。
なおかつ海外でのラストシーズンとなった2018-19シーズンも、2部とはいえ31試合に出場。ドイツでバリバリやれている状態から戻ってきたからこそ、圧倒的な存在感を発揮できたのだろう。
MFやFWの主な選手を見てみると……
★MF
<山口蛍>
ハノーファー:6試合(15-16)
C大阪:J1/79試合4得点2アシスト(17、18)、J2/60試合2得点6アシスト(15、16)
神戸:117試合18得点12アシスト(19~21)
<清武弘嗣>
ニュルンベルク:66試合7得点19アシスト(12-13、13-14)
ハノーファー:55試合10得点11アシスト(14-15、15-16)
セビージャ:9試合1得点2アシスト(16-17)
C大阪:146試合25得点19アシスト(17~21)
<高木善朗>
ユトレヒト:38試合1得点9アシスト(11-12~13-14)
清水:25試合4得点2アシスト(14、15)
東京V:97試合18得点12アシスト(15~17)
新潟:128試合14得点30アシスト(18~21)