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侍ジャパン“笑わせた”栗原陵矢「監督の赤いパンツのようにアツく行きましょう」 “まさかの”4位ホークスのカギを握る25歳 

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田尻耕太郎

田尻耕太郎Kotaro Tajiri

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posted2021/08/13 17:03

侍ジャパン“笑わせた”栗原陵矢「監督の赤いパンツのようにアツく行きましょう」 “まさかの”4位ホークスのカギを握る25歳<Number Web> photograph by JMPA

アメリカとの決勝戦直前、日の丸のハチマキを巻いて気合を入れた栗原陵矢(25歳)

 逆襲のカギを握るのは栗原だ。

 ホークスの中心打者はやはり柳田悠岐だが、チームの浮沈に比例しているのは柳田自身よりも彼の前後を打つバッターの調子の方だ。従来のホークスは外国人選手がその役割を担っていた。近年ではグラシアルだ。しかし、5月8日の試合で右手薬指を骨折して離脱。前半戦はその戦力の穴を埋めることができなかった。グラシアルの復帰が待たれているが、骨折だけでなく同箇所の靱帯も傷めていたという話も伝わってきており、復帰の時期がなかなか見えてこない。「今季は厳しいかも」という声も聞こえてきた。実績あるデスパイネやバレンティンの状態も上がってこない中、球団は新たな“キューバ砲”としてアルバレスを獲得。エキシビションマッチでは勝負強い打撃で「期待以上」との評価もあるが、公式戦に入れば攻められ方も変わってくるため未知数と考えるのが妥当だ。

 そうなれば、栗原が柳田の前後に入る可能性が高くなる。元来の勝負強さを活かすならば、出塁率の高い柳田の次の打順にハマるのが理想だ。

 まだ25歳のプレーヤーに、そこまで背負わせるのも酷かもしれない。だが、若き侍は決してひるまず堂々と向き合うはずだ。「自分の成し遂げたいことに、1分1秒魂をかけて、戦う」。その魂を胸に、栗原がペナントレース後半戦に臨んでいく。

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