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宝塚記念はレイパパレに期待? 無敗の牝馬の好材料2つと、ルメールが「勝てると思う」と語るクロノジェネシスの不安要素
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byPhotostud
posted2021/06/26 17:02
昨年の有馬記念を制したクロノジェネシス。人気をレイパパレと二分することになりそうだ
馬場が悪化しても耐えうる馬は…
◎レイパパレ
○クロノジェネシス
▲カレンブーケドール
調教後の馬体重を見ると、レイパパレは前走からプラス20kgの442kg、クロノジェネシスは2走前の有馬記念(前走は計測なし)からプラス8kgの482kg、カレンブーケドールは前走からプラス8kgの488kg。
牝馬が、調教をこなしながら体を増やしてくるのは好材料だ。
カレンブーケドールは長距離輸送があるので前走と同じくらいの体で出てくるだろうが、レイパパレは、さらに成長し、パワーアップした姿を見せてくれそうだ。
週末の予報を見ると傘マークがついており、例年どおり、力のいる馬場になりそうだ。それでも、大阪杯の走りを見る限り、馬場が悪化しても何の問題もない。同じことがクロノジェネシスにも言えるのだが、順調とはいえ、やはり帰国初戦となるぶん、割り引いて評価すべきだろう。
レイパパレもクロノジェネシスも、秋は凱旋門賞参戦を見据えているという。その意味でも、目の離せない一戦だ。