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ネイマールの“女性への性暴力疑惑”でナイキがスポンサー契約解消… 食い違う証言とウラ事情とは【W杯予選では2戦連発】
text by
沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byTakuya Sugyama/JMPA
posted2021/06/09 12:30
ロシアW杯のネイマール。その2年前の“疑惑”が今回のナイキとの契約破棄につながった
イメージ悪化の中で、W杯予選では活躍
今回のナイキの声明とそれにまつわる報道によって、ネイマールのイメージが著しく悪化したのは間違いない。
このような状況で、6月4日と8日、ネイマールは2022年ワールドカップ南米予選のエクアドル戦(ホーム)とパラグアイ戦(アウェー)にフル出場。右胸にナイキのロゴが入ったユニフォームをまとい、いつも通り、貪欲にゴールを目指した。
ブラジルは2試合とも2-0で勝ったのだが、ネイマールは2得点2アシストとチーム全得点に直接からむ大活躍。スキャンダルの影響を微塵も感じさせなかった。この図太さには、驚嘆するしかない。
それにしても、ネイマールはなぜこうも頻繁に不名誉なトラブルやスキャンダルに巻き込まれるのか。そもそも、彼はいかなる選手、いかなる人間なのか。
<第2回に続く。関連記事からもご覧になれます>
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