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“50本塁打&128打点”ペースの大谷翔平はベーブ・ルースと“タイプが似てる”? 「元祖二刀流の最盛期」はどれだけスゴかったのか
text by
ナガオ勝司Katsushi Nagao
photograph byGetty Images
posted2021/05/28 11:02
日本人歴代最速ペースでホームランを量産している大谷翔平
パンデミックで60試合制だった昨季は参考にならないとしても、162試合制だった2019年のMLB最多本塁打はピート・アロンゾ(メッツ)の53本塁打、同最多打点は現在、大谷の同僚であるアンソニー・レンドン(当時ナショナルズ)の126打点なのだから、MLB二冠王に匹敵する数字である。
ここに書いたのはあくまで、空想の世界なのでツッコミどころ満載である。それに今までの大谷がそうだったように、これからも彼にはいろんなことが起こり、周囲が不安になるようなこともあるだろう。
だが、それでもまわりが過剰な期待をしてしまうのが、大谷という選手のユニークな部分である。アメリカのメディアが、まだ5月だというのに「Shohei Ohtaniは今年のア・リーグの最優秀選手の最有力候補だ!」などと騒ぎ立てるのも、もっともな話なのである――。