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ぺこぱ松陰寺太勇がZOZOマリン始球式! 小3からのロッテ愛、きっかけはゲーム?「一番、使わせていただいたのは小宮山さん」
text by
梶原紀章(千葉ロッテ広報)Noriaki Kajiwara
photograph byChiba Lotte Marines
posted2021/04/22 11:01
夢だったというZOZOマリンの始球式に登板したぺこぱ松陰寺太勇。相方のシュウペイともにスタジアムを盛り上げた
「ゲームの中で一番、打ってくれたのは初芝(清)さんに堀(幸一)さん。西村(徳文)さんも、平野(謙)さんもいました。投手では伊良部(秀輝)さんに成本(年秀)さん。一番、使わせていただいたのは小宮山(悟)さんですね。とにかく球種が多くて使いやすかった」
ゲームをプレーするうちにどんどん千葉ロッテマリーンズにのめりこんでいった。気が付けばリアルな世界でも応援するようになっていた。
ただ、故郷山口の隣には広島県がある。周りは大体が広島カープファン。「ロッテファンとは残念ながら会ったことはありませんでした!」と断言する。そのうち山口県からほど近い、福岡に試合を見に行くようになった。
上京した当時は「外野一本」
そして上京。聖地マリンの外野が定位置となった。「今でこそフィールドウィングシートで見ますが当時は外野一本。スタンドで飛び跳ねていました」と語るほどの熱狂的なファン。
2016年にサブロー(大村三郎)の引退試合を見に行った。2017年には井口資仁監督の引退試合を三塁側内野指定席で生観戦。9回に同点2ランを打った時には立ち上がって絶叫した。今は二階席も好きだと言う。「上から野球を見るのも最近は楽しい。前進守備とか守備隊形もわかりやすい」と通な見方も楽しむ。
ちなみに、コンビで見に行ったこともある。相方のシュウペイさんはサッカー好きとして知られるが、意外にも誘ったのはシュウペイさんの方から。「たまたま知り合いがチケットを持っていて誘いました。あれは4、5年前の話です」と振り返る。松陰寺さんが飛び跳ねるほど喜んだのは言うまでもない。
今ではすっかり千葉ロッテマリーンズファンとして知られるようになった松陰寺さん。山口県で孤独な応援をしていた時を思うと今は幸せである。
「よくファンからもロッテのグッズをプレゼントしてもらえるのです。ありがたいです」
そう言って、この日、着用していたのはファンからプレゼントされたというマリーンズのTシャツだった。