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ぺこぱ松陰寺太勇がZOZOマリン始球式! 小3からのロッテ愛、きっかけはゲーム?「一番、使わせていただいたのは小宮山さん」
posted2021/04/22 11:01
text by
梶原紀章(千葉ロッテ広報)Noriaki Kajiwara
photograph by
Chiba Lotte Marines
その2人が登場するとスタンドはドッと盛り上がった。今やテレビで見ない日はない。大人気のお笑いコンビ「ぺこぱ」が4月20日、ZOZOマリンスタジアムのファイターズ戦の試合前に始球式を務めた。
マリーンズファン歴28年の松陰寺太勇さんが「ずっと夢に見ていたZOZOマリンスタジアムのマウンドに立ってみると緊張しました。当初はスライダー一本で考えていましたが、マウンドに立ってからストレートに切り替えました。良いところに投げられて良かったです」とコメント。
シュウペイさんも「ファンの皆さんの拍手が温かくて嬉しかったです。今日に向けて相方の松陰寺はピッチングフォームや肩をうまく仕上げてきましたが、僕もホットパンツ姿を披露できるよう脚部のコンディショニング調整がうまくいって良かったです」と話した。
ぺこぱは、株式会社サンミュージックプロダクション所属。同じバイト先で先輩と後輩であった2人が2008年コンビ結成。2013年より「ぺこぱ」として活動している。日本テレビ系『ぐるぐるナインティナイン おもしろ荘2019』優勝。ABCテレビ系『M-1グランプリ2019』で3位となるなど名を馳せ、昨年2020年のバラエティー界での活躍は誰もが知るところである。
山口県光市出身なのになぜ?
ただ、山口県光市出身の松陰寺太勇さんがなぜマリーンズが好きになったかはあまり知られていない。始球式終了後の興奮冷めやらぬ中。試合が見える控室でマリーンズを応援しながら彼は語り出した。
「あれは小学校3年生の時だったと思います。キッカケはテレビゲームですね。野球ゲーム。友達が巨人ファンだったりしてボクはパ・リーグということになった。そこで目についたのが『ロ』の一文字。もちろんロッテです。そこには深い意味とかはなかったのですけど、ボクには特別に見えた。スッと吸い寄せられるようにそのチームを選択しました。そしていつの間にか魅了されました」
ここでそのゲームタイトルは記さない。少年は偶然、テレビゲームで「ロ」の一文字に惹かれ、選択した。その時はまだ思いもしない。そこから今日に至るまで熱狂的な千葉ロッテマリーンズのファンになるとは――。
しかし、一度、プレーをすると愛着が湧いてきた。次もロッテを選択する。気が付けば、ロッテでしかプレーしなくなっていた。