斎藤隆に聞く……大谷は投手か、野手か？

＜名言3＞
僕は彼はピッチャーだと思っています。僕がピッチャーだったから、そう思うのかもしれませんけど、160キロ投げられる人って、世界でも数えるほどしかいないんですよ。
（斎藤隆／NumberWeb 2021年3月27日配信）
https://number.bunshun.jp/articles/-/847484

◇解説◇
　大谷が登板した20日のレンジャーズ戦、テレビ中継の解説を担当していたのは斎藤隆だった。

　メジャーの舞台で84セーブを挙げるなど、7シーズンにわたってアメリカの舞台で戦い続けた名投手は、今シーズン開幕前、大谷について質問されると、「個人的な見解ですけど」という前置きとともに、冒頭のように話していた。やはり、投手として“速い球を投げられる”というのは、特大の才能だと感じているのだろう。

©Getty Images

　その一方でバッターとしての出場を続けている大谷について、ピッチャーとしての肉体を保つ難しさに言及しつつも、「彼が二刀流のままプロ野球人生を終えた時、まったく新しいトレーニング理論を語っている可能性もある」と大谷が切り拓く“新たな可能性”を示していた。

　そして投手として登板翌日、現地時間21日のレンジャーズ戦の第2打席でライトスタンドに第5号ソロを叩き込み、日米通算100号ホームランを達成した。

大谷の日米通算100号ホームラン©AP/AFLO

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。