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“獲物”を求め肉食系に進化中。走る神戸がJ戦線をかき乱す?!
posted2021/04/03 07:00
text by
北條聡Satoshi Hojo
photograph by
J.LEAGUE
これまでとは一味も二味も違う。巻き返しを狙い、体質改善を試みたヴィッセル神戸だ。
昨季は下位に低迷。弱点は守備にあった。総失点59は下から4番目。攻めから守りに転じると、草食動物のようにおとなしくなった。
だが、今季は獲物(ボール)を求めてガツガツ行く。肉食系へ様変わりだ。実際、切り換えや球際など、守備の強度が格段に上がった。
好例はスプリント回数だ。昨季の数字を見ると、185回以上を記録した試合は1分け8敗。走らされると、ほぼ勝ち目がなかった。
逆に今季はスプリント回数が増えるほど強い。190回以上を記録した試合は5戦負けなし。各々の走力がむしろ、強みになっている。