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阪神・佐藤輝に楽天・早川、カープ栗林らドラ1勢+育成5位も… 開幕から新人抜擢に思惑あり?【週刊セパ記録】
text by
広尾晃Kou Hiroo
photograph byKyodo News
posted2021/03/30 06:00
いきなりのバックスクリーン弾を放った佐藤輝明。新人たちがどんな活躍を見せるのか
★今週の“ピカいち” ルーキーのいきなりの活躍目立つ★
昨年の両リーグ通じての新人初安打は、中日の郡司裕也(6月23日)。新人初勝利は、ソフトバンク津森宥紀。こちらは開幕5試合目の6月24日のことだった。
しかし今季は、開幕カードから特にセ・リーグで、昨年ドラフトで入団した新人が大活躍している。
以下、今季新人の開幕3連戦の一軍成績とドラフト順位だ。
<打撃成績>
セ・リーグ
牧秀悟(De)12打4安1点 率.333/2位
佐藤輝明(神)11打2安1本3点1盗 率.182/1位
元山飛優(ヤ)8打2安1本2点 率.250/4位
中野拓夢(神)4打2安 率.500/6位
矢野雅哉(広)0打0安 率.000/6位
パ・リーグ
若林楽人(西)3打0安1点 率.000/4位
ブランドン(西)4打0安 率.000/6位
佐野如一(オ)1打0安 率.000/育5位
<投手成績>
セ・リーグ
栗林良吏(広)2登1S 2回 率0.00/1位
森浦大輔(広)2登2H 2回 率0.00/2位
石井大智(神)2登 1.2回 率16.20/8位
池谷蒼大(De)1登 1回 率0.00/5位
パ・リーグ
早川隆久(楽)1登1勝6回 率0.00/1位
鈴木昭汰(ロ)1登5回 率3.60/1位
河村説人(ロ)1登1回 率9.00/4位
ヤクルトのドラ4元山もプロ1号の2ランを放った
開幕カードでは3月27日のヤクルト戦で阪神のドラ1佐藤輝明が特大ホームランを打って大きな話題になったが、同じ試合の9回にヤクルトのドラ4で守備から出場した元山飛優が2ランホームランを放っている。
またDeNAのドラ2牧秀悟は開幕から一塁を守り4安打、打率3割をマーク。映像を通してみても、すでに主力打者のような雰囲気を醸しだしている。さらに投手では広島のドラ1栗林がクローザー、ドラ2森浦がセットアッパーとしてデビューして結果を出した。